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トラウマのタネ~深層意識への処方箋~

こんにちは、川澄です。

先日、パニック障害の方とお話しました。

日々、しっかり働いているベテランの方です。

普段は理性的なのに、ある場面になるともう、パニックでどうしようもなくなってしまう。

電車やトンネル、狭い空間で動けなくなるのが、とても怖い、

歯医者さんの椅子でじっとしているのも、抑えられているようで苦しくなってくる・・。

いつからですか?とお聞きすると、震災の時からとのこと。

震災の時、止まった電車の中で、具合が悪くなった人を見た・・それだけのことなのに、こんな風になってしまって、どうしたらいいものか・・。

いろんな病院で相談したけど、最終的には「慣れ」しかないと言われたからと、トレーニング中だそうです。

 

なにか新しい突破口を探しているご様子だったので、フラクタル心理学的な点から少しお話しました。

震災での出来事そのものが原因ではなくて、

震災の時の出来事に反応したことには、もしかしたらもっと前の、小さな子供の頃の似たようなトラウマがあるかもしれませんよ、というと、

「お父さんがふざけて自分を押さえつけて遊んだこと」

が記憶としてパッと浮かんだそうです。

そういえば、自分はテレビで押さえつけられたり、縛られてるのを見るのも苦手だ・・。

しかもそれは、震災のときからじゃなかった!

子供の頃から、今ほどではないけど、やっぱり閉じ込められたり、押さえつけられるような状況が苦手だった・・。

 

子供は、大人の何気ない行動も、時として恐怖を感じることがあります。

その時の無意識の記憶に伴う感情が、現在の似たシーンで出ててきます、とお話すると、

子供の頃、必死で抵抗した、まさにパニック状態だった・・・。

あぁ、今、パニックになってる時とおんなじだ、そういうことなんだ・・と思い至られました。

 

では、パニックになりそうなときは、普段のトレーニングに加えて、

子供のころの自分に、大丈夫だよって教えてあげるイメージをしてみたらどうでしょう。

押さえつけたのは、遊んであげようというお父さんの愛情、

電車やトンネルは、あなたを安全に速く移動させてくれるものだし、

歯医者さんも、あなたを治してくれる存在。

何も、あなたに害をなすものではないのだから。

 

そうお話すると、明るい顔で、

「そういえば、自分も娘を押さえつけて遊んでましたよ!」

と笑われました。

 

正式なカウンセリングではない、20分ほどの会話ですし、フラクタル心理学の知識も無い方なので、核心には至れず、お話できたのはここまで。

でも、いつもの大人の自分の他に、

パニックになったときに出てくる子供の自分もいるのだ、ということに気づかれただけで、

なぜ自分はこうなのか・・・という思いから少し、楽になられたようです。